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リハビリテーション課
リハビリテーション課には作業療法士11名(うちデイケアに1名)、理学療法士が1名勤務し、精神面・身体面の両面に対してリハビリを行っています。精神科作業療法活動として農作業・園芸療法や手工芸、運動、病棟でのレクリエーション、SST(対人交流の訓練など)や
心理教育(病気についてや社会資源の学習など)と様々な活動を行っています。当院は交通の便よい場所に在していますので、病院車や公共交通機関を利用しての院外活動も頻繁に行っております。
身体的なリハビリでは、「脳血管疾患リハビリテーション(Ⅲ)」、「運動器疾患リハビリテーション(Ⅲ)」の基準を取得しており、理学療法士が歩行訓練やマッサージ、可動域訓練、物理療法などの専門的リハビリを行っています。
精神科の作業療法とは?
精神科における作業療法(作業療法=OT)は精神疾患により障がいを持った方々に対し、個別あるいは集団で他の人たちとの関わりや、作業(生活の中での動作、遊び、仕事、創作的なものなど)を利用し、
病気からの回復、精神機能や体力の向上、対人機能の改善、作業能力の改善などをはかり、その人にとってのより良い生活が送れるように指導、援助を行います。対象疾患は、統合失調症、そううつ病、不安障害、
アルコール依存症、てんかん、薬物依存症、認知症など幅広く対応しています。
作業療法の目的について
活動を通して、気分転換や欲求の充足を行い、健康的な機能を促進します。
スタッフや他の患者さんとの交流を機会に他者とより良く交流していけるような体験の場を作ります。
不規則になった生活リズムの修正をはかり、必要な生活技術の獲得をはかります。
主体的な生活をめざし、より良い生活が送れるように援助を行います。
作業療法の目的について(例)
・簡単な活動を通し、自分の気持ちを表現したり、気分の発散をはかります。
・道具や材料を使い活動したり、作品を作ったりすることで自分の能力を知ったり、自信をつけたりします。
・金銭管理、家事、健康管理等の指導、相談を行います。
・日中の活動で、生活リズムの維持・改善を行います。